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2021年2月13日より、有馬かおる(HP: http://arimakaoru.blogspot.com/
)が、ART DRUG CENTER 1Fに美術研究所artrφn を立ち上げます。また、ART DRUG CENTER 2F(一部)が一ヶ月ほどスペースが空いたので、その場所も含んでオープンスタジオをします。コマーシャルギャラリーで展示できないような(よく言えば)実験的、(悪く言えば)自分本位的作品が見れます。これからの10年、石巻だからできること、石巻から始めるアート。
オープンスタジオ: FAUST IN MARIENBAD by artrφn / ISHINOMAKI 2021/
期間:2月13日~28日(土日12時~18時)
場所:ART DRUG CENTER 1F,2F
入場料:無料
(*)展覧会ではない(オープンスタジオ)
(*)展示作品の販売はいたしません。
(*)カバンに入れたドローイングを100枚ほどゴザの上で鑑賞(鑑賞料千円)できるようにします(未定)。
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美術研究所 artrφn(アートロン) :脱ガンダム、脱スターウォーズそして22世紀へ。
私たちは、(川のように)あらゆるモノ(コト)に流れがあり物語が生まれる(可能性がある)と思っている。ゆえに並行世界の存在に行き着いてしまった。しかし、そんなモノ(コト)は無いと考える。一神教や一点透視図法によって、脳(人)は生きるために物語(始まりと終わり)を望むように組み替えられた。「今」が記憶で繋がって物語に成ってる気がするだけ。失敗を恐れるな!」すらも成功を結末として用意する仕組みでモチベーションをあげる。そして、私たちは他者を理解し合うことを目標や善としていて、それをより繋げ広げようとしている。しかし、私はこう思う。人は「お互いに理解し合わなくていいように、自分のままでいられるように」繋がり広がっている。そう、モノコトに起承転結は無くただ「今」があることを愛する。結論を求めず、関係性を愛し、広がったり縮んだりする揺らぎのある「朦朧とした輪郭」を意識する。宇宙と空のように、空と海のように。私たちは、ただ「ある」だけで、自分自身で「あり」、他(者)と繋がり広がっている。
その繋がりと広がりについて考えながら日本の抽象画を思った。日本のアニメやマンガを根っことした本格的な抽象画はゴールドラッシュだ。キャラを抜き、色と形だけになった抽象画。いや、ひょっとすると、日本独自の抽象画はまだ生まれてないのかもしれない。また、もの派と具体美術の先で、それは繋がっているかもしれない。そんな絵画研究。それはきっと、彫刻を理解できず、レリーフ的に捉える世界観を持った日本人が、ゲームやフィギアによって立体を認識し始めたように、絵画でもそれが起こると考える。一神教だけではなく多神教(無神教、否神教、神概念無し)の見る抽象の世界があると思うから。
artrφn(アートロン):
TRONプロジェクト(1984年に始まった坂村健によるコンピュータ・アーキテクチャ構築プロジェクトで、「オープンソース」「オープンデータ」「オープン API」を標榜。)への共感にARTを加えた造語。artrφnのφは空集合を表す記号とキュービット(量子コンピュター)の0と1の重ね合わせのイメージ。
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オープンスタジオ(2F):
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