+
守 章 個展
展覧会タイトル;『着地する目と点と波のこと』
会期:2023年 10月21日〜2024年1月31日 (OPEN土&日の12時〜18時)
1995年のセッション以降、コラボレーションでの発表を多数続けてきて カメラの前はいつも舞台だった。
不思議なことに目線をレンズに向けた事は一度も無く、1人の場合でも2人でも撮影したあとに映像を確認して修正の繰り返しだった。
併せて四つの目で見えない死角を追い続け、そのズレがバランスになっていたようにも思う。
わたくしは試みとして、作品化した其れらの空間と時間の痕跡を調査したくなった。
離れながら、近づきながら音とカタチ。其の『景』の手触りを確かめたくなった。
カメラの持つ未知さ加減、それは偶然が孕んでいる。写真とは裸眼で見た次元とは違う未知の時間がいつでもそこにある。
わたくしの現実を表現する上で、偶然はそのリスクを冒しても入れる必要がある。
・守 章(アーティスト)
1967年宮城県石巻市生まれ。1996年に守雅章と守喜章の双子の兄弟ユニットとして活動開始。「私」と「他者」を結び、遠ざける各種メディアが生む「距離感」、集団や自治体などの区分けに存在する見えない「境界」を視聴覚化する制作を行っている。
近年の主な展覧会に「Path-Artの仲間たち 富田俊明×守章 リップ・ヴァン・ウィンクルからの手紙 」(釧路市立美術館・北海道)、「リボーンアートフェスティバル2019 」(石巻市街地エリア・宮城)、「新・今日の作家展2019・対話のあとさき」(横浜市民ギャラリー・神奈川)
など。
現在、守 章は守雅章により宮城県石巻市を拠点で活動。2019年より有馬かおると共にART DRUG CENTERを運営している。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
石巻かほく 2023年11月19日>
河北新報ONLINE 2023年11月19日 12:00>
偶然がもたらす不思議な感覚 アーティスト守さん、石巻で個展: