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場所:ART DRUG CENTER
会期:11月23日(土曜日)~2月23日(日曜日)
オープン:土曜日、日曜日(12時~18時)
タイトル:
守 章 展
AM1996_2000
kabe-no mukō
(photo:黒川未来夫)
(photo:黒川未来夫)
終わりのない葛藤を続けることを運命づけられた守章という装置は、見る者をそこに取り込む。
彼らの作品は、双子であるお互いの存在を媒介にした彼らの思考の現場であり、かつそれを体現する装置である。それは、極私的な必然性から出発しているが、「私」を成立させるその境界を、互いの存在をよろめきながらも支え合う他者との関係ということに還元することで、普遍的な主題に見えてくる。
岡村恵子「『低温火傷』の時代に」MOTアニュアル2000 低温火傷[展覧会カタログ]東京都現代美術館、2000年、p.12より抜粋
岡村恵子「『低温火傷』の時代に」MOTアニュアル2000 低温火傷[展覧会カタログ]東京都現代美術館、2000年、p.12より抜粋
守章 Akira Mori
1967年、宮城県石巻市生まれ。石巻・東京に在住。1996 年、双子の兄弟ユニットとしての活動を開始。守章は、「私」と「他者」を結び、遠ざける各種メディアが生む「距離感」、集団や自治体などの区分けに存在する見えない「境界」を視聴覚化する制作を行っている。
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